Introduction 音楽学科での学び
歴史と伝統が創る、
最新の音楽教育で
能力と感性の目覚めを。
1875(明治8)年に創立した神戸女学院大学は、「学ぶ者と働く者が共に学院標語『愛神愛隣』に基づくキリスト教の精神を分かち合い、時代の潮流に流されることなく、置かれた場で、利害を超え、自らの役割を感知し、果たし、人にとって真に大切なものを見分ける、共感性の高い人格への成長を目指す。」というミッションステートメントに基づく歴史と伝統ある女子高等教育機関です。1906(明治39)年には、私立学校で初めての音楽科が設けられ、以来、117年以上にわたって、多くの優れた音楽家を育成し、世に送り出してきました。
現在音楽学科では、在籍学生数約200名に対して、教育スタッフ100余名が、マンツーマンによる専門技術の育成と高い芸術的感性を養う教育を実践し本学の伝統的な教育目的のひとつである品位の高い人格形成を目指しきめ細やかな指導を行っています。
2024年4月に、これまで培ってきた伝統を土台にこれらを発展改組し、より深く質の高いレッスンで、演奏・創作の音楽表現を追求する《音楽表現専攻》、音楽教育・音楽ビジネス・生涯教育・音楽実技を幅広く学び、人や社会に貢献できる人格を目指す《音楽キャリアデザイン専攻》の二専攻による教育体制に再編しました。
徹底した少人数教育、学部学科の枠組みを越えた専門が学べるリベラルアーツ教育、海外の大学との提携、さらに高度な英語教育により国際理解を推進し、学部を超えた全学的な多くの共通科目によって充実した学びを提供します。音楽学科の新たな学びが「広く、深い音楽の専門性」と「音楽で社会を切り拓く技術」の両軸から幹を育て、より良い社会のために「音楽で未来を切り拓く女性」を育成します。
Feature
音楽学科の学びの特長
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01
「出会い」から 広がる世界
The World Expands through Encounters
同じ志を持つ友、新しい知識や技術、数多くの演奏機会。海外留学でのまだ見ぬ世界との出会い。様々な出会いがあなたの可能性や人間性を大きくします。
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02
「自分の音楽」 を見つける
Finding “Your Music”
あなたが表現したい音楽はどんな音色?とことん音楽に向き合える環境と専門性の高い先生が側にいます。音楽を探究し、自分の音楽の軸を磨きましょう。
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03
音楽を 社会に「生かす」
Making music “live” in society
「実技」と「一般教養」をバランスよく学べます。何事にも真摯に取り組む姿勢と、幅広い教養を身につけることで、どんな業界でも活躍する人材になれます。
Keywords
音楽学科を知るための
6つのKeyword
- 01 Japan’s oldest history and tradition
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日本最古の歴史と伝統
1906(明治39)年に国内の私立学校で初めての音楽科が設けられて以来、115年以上にわたって、徹底した少人数教育、学部学科を越えた専門教育が学べるリベラルアーツ&サイエンス教育を通じて、多くの優れた音楽家を育成、輩出してきました。
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多くの演奏機会
年間を通して学内外で様々な演奏会が開催されます。1年次から出演できるコンサートも数多くあり、2・3年次には一人ずつが演奏を発表する機会もあります。在学中に多くの演奏機会を得られるのは、少人数教育を大切にする本学にしかない特色です。
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ソロリサイタル
音楽表現専攻(器楽・声楽・ミュージック・クリエィション専修)全員が4年次にそれぞれ1日1人ずつ、約40分のリサイタルを行います。自分でプログラムを組んでポスターや招待状を作り、リハーサルも行います。当日は学内のみならず、学外からも聴衆を招いて本番に臨みます。全学生がソロリサイタルを行えるのは、少人数教育ならではの、本学の特色です。
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03
Improved
career
education -
キャリア教育
キャリア教育を充実化させた新カリキュラムが2024年度から始まります。実践型・体験型のカリキュラムで、自分の興味や関心のある分野の専門性を高め、音楽を通して人や社会への貢献を目指します。
- 06 “Liberal Arts” Wide range of study
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幅広い学びリベラルアーツ
自分の主専修とは別に、副科実技のレッスンを受けることができます。また、音楽教育、アウトリーチ等、専修の枠組みを越えた多彩な専門共通科目で、自分の可能性を広げます。数多くの分野を横断的に学ぶことで、揺るぎない知識と教養を身につけられ、柔軟な思考、幅広い視野が、専門分野を極める原動力になっていきます。