教員紹介

松浦 修 マツウラ オサム

准教授

担当授業
指揮法/オーケストラ/ウインドオーケストラ/スコアリーディング/音楽科教育法/教育実習/教職実践演習
メールアドレス
o-matsuura@mail.kobe-c.ac.jp

略歴

1975年アメリカ・ロサンゼルス生まれ。指揮者、音楽教育者。広島大学教育学部音楽教育学専修卒業(学士・教育学)、アメリカ・Ball State Universty大学院指揮科修了(Master of Music)、英国王立音楽院大学院指揮科修了(P.G.Dip.)、東京藝術大学大学院博士前期課程指揮科修了(修士・音楽)。

広島大学で音楽教育学を学び、アメリカに渡り、指揮を学ぶ。大学院修了後、インディアナ州マンシー交響楽団で副指揮者を務めた後、元ロンドン交響楽団主席指揮者の故サー・コリン・デイヴィス氏の招きでアメリカからイギリスに移住。2005年の帰国までの間、英国王立音楽院で指導を受けながら、ロンドン交響楽団、英国ロイヤルオペラハウスで師のアシスタントとして研鑽を積む。

2005年英国ボーンマス交響楽団を指揮しデビュー。帰国後は、広島交響楽団、東京ニューシティ管弦楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、セントラル愛知交響楽団、瀬戸フィルハーモニー交響楽団を指揮。関西二期会の公演にも数多く関わる等、オペラの分野でも活躍。

音楽教育者として、オーケストラによる子ども達の音楽教育や社会活動にも力を注ぐ。東京藝術大学附属音楽高校でオーケストラの指導を担った他、新日本フィルハーモニー交響楽楽団メンバー及び指揮者・松尾葉子氏と共にすみだトリフォニーホール・ジュニアオーケストラを長年指導し育成。広島県東広島市の音楽による街づくり構想による東広島市くららホールジュニアオーケストラの設立を支え、設立後は地域で様々な文化活動を展開。現在は島根県松江市で山陰フィルジュニアオーケストラの育成に携わる。いずれもそれぞれの地域で、子供たちがオーケストラ活動を通して人として成長する過程を大切にし、音楽が地域と繋がることで社会がより豊かになる社会貢献を目指し、活動している。

ピアニストとして広島交響楽団とグリーグのピアノ協奏曲を共演。マイハート室内オーケストラとモーツァルトのピアノ協奏曲第9番を共演。広島交響楽団とNHK「坂本龍一”スコラ”」でバロックから現代までのオーケストラ作品を収録している。2021年神戸女学院大学音楽学部ウインドオーケストラとCDアルバム第1弾をリリース。

Message

メッセージ

大学は何を学ぶ場なのか?専門的な知識や技術?それは勿論大事なこと。でももっと大切なことは、成人から社会人となる間の4年間で、自分というアイデンティティをどう確立するか、だと私は思います。自分のやりたいことを見つけ、自分で自分を成長させ、社会の中でなぜ私なのか?という問いの答えを見つけていって欲しいと思います。
女学院は、一人ひとりの個をとても大切にする大学です。学生の成長のためのサポートは教員も職員も惜しまない学風があります。美しいキャンパスや礼拝で知る聖書の言葉で自分の内面を整えながら、自分というアイデンティティを確立し、自分が幸せだと思う生き方を見つけていって欲しいと思います。