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(新聞掲載)音楽学部取材記事が神戸新聞に掲載されました

本学の元教員が手掛けた1曲のピアノ楽譜が、卒業生によって編曲され、10月12日(日)に行われる創立150周年記念式典で披露されます。
10月8日(水)神戸新聞20面に「神戸女学院大の「行進曲」、93年ぶり復刻 眠っていた楽譜を編曲、創立150周年式典で演奏」が掲載されました。
ヨーゼフ・ラスカは、1928 年から 1935 年まで本学音楽学部教授として音楽教育に尽力しました。本学音楽学部図書室には、同氏が作曲した作品の楽譜資料が残されており、「神戸女学院卒業式のための行進曲」はそのうちの一曲です。ピアノ独奏による行進曲で、後半では学院歌の旋律が奏でられ、1932 年 3 月 22 日の卒業式において初演されました。150 周年を記念し、本学音楽学部ミュージック・クリエィション専攻を卒業し、ハンナ・ ギューリック・スエヒロ記念賞を受賞した佐々比香莉氏の編曲により、オーケストラ版による復刻、初演を行います。
ヨーゼフ・ラスカ(1886-1964)
オーストリア出身の作曲家・指揮者。1923年に来日し宝塚音楽歌劇学校教授に就任。宝塚交響楽団を創設し、ブルックナーの交響曲の日本初演を多く手がけた。1928年から本学学部教授として教育に尽力するが、1935年にナチズム批判を理由に再入国を拒まれ帰国。戦時中は強制収容所に収監されるも、戦後はウィーンで活動を続け、晩年には《7つの俳句》を作曲し、日本への想いを示した。