【産学連携】学生が高齢者のご入居施設で、七夕の交流イベントを実施しました。
7月7日(木)七夕の日に、教職課程3年生の学生9名と卒業生1名が同施設を訪問し、ご入居者の皆さまと音楽を通して親睦を深める交流イベントを実施しました。
神戸女学院大学は、2020年2月に住友林業グループのスミリンケアライフ(株)と産学連携協定を締結しました。同社が運営する西宮市のサービス付き高齢者向け住宅「エレガーノ西宮」で、音楽学部の学生と教員および卒業生が、様々な音楽プログラムを実践する取り組みです。*
6名のご入居者の皆さまと本学の学生たちが、東日本大震災復興ソングの「花は咲く」を器楽合奏で演奏しました。鉄琴、木琴、マリンバ、電子キーボードなどの鍵盤楽器と、大太鼓、カスタネット、トライアングル等の打楽器から、参加者の皆さまは興味をもった楽器を選び、学生たちが一緒に練習を行った後、松浦修准教授の指揮のもと、全員で合奏しました。
最初は学生もご入居者の皆さまも少し緊張した様子でしたが、練習し交流を深める中で、音楽を奏でる楽しさを共有することができ、終始笑顔の溢れる和やかな時間となりました。
最後は、学生たち全員による葉加瀬太郎「情熱大陸」の器楽演奏を披露しました。
終了後、学生たちと参加者の皆さまで短冊に願いごとを書き、七夕飾りに飾りつけ、親睦を深める交流のひと時をもちました。
*神戸女学院大学とスミリンケアライフ(株)の産学連携協定
音楽学部が2001年度以来約22年間にわたり取り組んできた「音楽によるアウトリーチ」の教育と研究を土台に、アクティブシニアから要介護高齢者まで様々な心身状況の方が集う全309戸のエレガーノ西宮入居者の多彩なニーズに対応し、生活の質(QOL)向上を実現する音楽プログラムを提供します。
また今回の取り組みは、音楽学部の教育を大学内およびコンサート・ホールの舞台という従来の枠組みから解放し、専門性の高い地域内インターンシップとして音楽を学ぶ学生のキャリア形成に大きく貢献する場となります。